それが友なればゼノブレイド3レクシュル(エイシュル前提)「人の心を失った機械なんて、所詮はそんなもんだろ」 事の始まりにマシューが聞いた言葉は、確かそれだった。場所はコロニー9、その司令室。今日、午前の空は少し曇っていた。 監獄島の頭上高く、オリジンにて待つというアルファへと至るまで、その道程を改めて仲間達と確認し合っていたときだ。明朗快活なレックスにしては苦々しい、その吐き捨てるような口振りが妙に印象的で、だからふいに皆が手を止め、彼の方を見たのだ。「……君はプネウマやロゴスを目の前にしても、そんな言い方をするのか?」 そのすぐ後に聞いたのは、怒りの感情を理性で律したような低い声だった。あまりに凄みのある声色だったので、最初それがあのシュルクの...07Jul2024レクシュルFANFIC